脂漏性皮膚炎は、空気が乾燥しはじめる秋頃に気付く方が多い皮膚の病気です。
男性がかかる場合が多く、特に20~40代に多くみられます。
症状に気が付かずに、放置してしまっている方も非常に多いと言われています。
頭、顔、脇、そけい部、胸や背中などに表れ、症状としては、肌がカサカサになってかゆみや炎症が出ます。
赤ちゃんでもかかる場合がありますが、赤ちゃんは割と早く症状が治まります。
この記事では、脂漏性皮膚炎について詳しく紹介していますので、最後まで読んで理解を深めていきましょう!
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頭皮の脂漏性皮膚炎の場合
頭皮の脂漏性皮膚炎は、かゆみ、臭い、フケ、炎症、脱毛などの症状が起こります。
頭皮で発症する場合、頭皮全体で起こる可能性があり、髪の生え際、耳の後ろ、襟足付近などに症状が出ます。
頭皮全体に症状が・・・
僕の場合は頭皮全体でしたが、特に頭頂部から襟足にかけてがひどかったです。
脂漏性皮膚炎を発病しましたが、最初は病気だとわからなかったのですが、フケが多くなったかな~と思っていると頭皮の炎症や抜け毛が気になり出して、風で髪が揺れるだけでも頭皮が痛いと感じるように次第になっていきました。
はじめてここで「これはなんかの病気になったに違いない!」と思い皮膚科を受診しました。
異変を感じたら、まずはとにかく皮膚科を受診しましょう!
発症に気が付かない方も中にはいるみたいですが、異変を感じたら早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
脂漏性皮膚炎に似た症状の病気もあるので、医師に診断して頂いて、脂漏性皮膚炎だとわかってから行動した方が適切な処置ができます。
シャンプーの選び方も、脂漏性皮膚炎と他の頭皮トラブルでは、原因が違ってくるので間違った選択をしてしまう原因にもなりかねません。
脂漏性皮膚炎の原因は!?
脂漏性皮膚炎の主な原因はマラセチア菌の増殖が原因と言われています。
ちょっと待って!マラセチア菌ってなに!?
「マラセチア菌」というのは、カビの一種で、誰の皮膚にも存在している常在菌です。
この菌自体はこれと言って悪さをする菌ではありません。皮脂が大好物で、皮脂を栄養源に生きているんです。
しかし、空気の乾燥などで肌が刺激され、皮脂が過剰分泌されると危険!
マラセチア菌が活発に動き出し、異常増殖します。
そして、その反応としてかゆみや炎症を起こしてしまうのです。
寝不足や不規則な生活、ストレス、バランスの悪い食生活でホルモンバランスが崩れた場合にも皮脂の分泌は多くなります。
また、洗浄力の強過ぎるシャンプーや石鹸によって、肌を健康に維持するのに必要な皮脂まで取り除いてしまった場合にも皮脂の異常分泌は起きてしまいます。
そんな生活を繰り返しているうちに、脂漏性皮膚炎にかかってしまうのです。
規則正しい生活と、バランスの取れた食事、適切な皮脂を保つことは何よりも大切な脂漏性皮膚炎の予防になります。
脂漏性皮膚炎を治すための摂取したい栄養素
脂漏性皮膚炎の改善に効果のある栄養素をご紹介します。
肌の健康状態を引き上げることで、炎症を改善したりかゆみなどの症状を改善できます。
炎症を緩和するために、肌を健康にする栄養素を摂るようにしましょう。
脂漏性皮膚炎を改善する栄養素とは
◆肌から出る皮脂を減らす栄養素
肌から出る皮脂を減らすには、ビタミンB2やビタミンC、食物繊維、DHA、EPAなどの不飽和脂肪酸といった栄養素を摂りましょう。
ビタミンは代謝を良くし、皮質の分泌を抑え、食物繊維は、便通を良くして、皮脂を体の外に排出する効果があります。
DHA、EPAなどの不飽和脂肪酸は中性脂肪を減らす効果が期待できます。
◆肌の健康状態を向上する栄養素
肌の健康状態を向上し、肌を健康にするために必要な栄養素として「たんぱく質、ビタミンA・E、鉄」が挙げられます。
たんぱく質は肌を作るコラーゲンや細胞膜を作る原料となり、新しい肌を育てるものになります。
ビタミンA・C・Eは併せて摂取することで、抗酸化作用が働きます。
鉄はビタミンBと同時に摂取することで、肌の細胞の活動に必要なエネルギーを生成します。
肌にエネルギーが供給されないと、肌の新陳代謝が滞ることになり、肌の状態を悪化させます。
脂漏性皮膚炎の原因となる過剰に分泌された皮脂を減らしながら、肌の状態を健康に保つために、それぞれ適した栄養素があります。自分の生活を見直して、不足している栄養素を見直してみるのはいかがでしょうか。
栄養素を摂取するための食事について
脂漏性皮膚炎を改善するために必要な栄養素についてお伝えしました。
今回はこれらの栄養素を摂取するための食事について説明します。
脂漏性皮膚炎に効果的な栄養素が含まれる食事とは?
脂漏性皮膚炎の改善に効果のある栄養素が含まれる食品や食事法について説明します。
過剰分泌された皮脂を調整するために、ビタミンB2やビタミンC、食物繊維、DHA、EPAなどの不飽和脂肪酸が挙げられます。
また肌の健康を向上させるためには、たんぱく質、ビタミンA・E、鉄が必要となってきます。
これらの栄養素を食事の時に取り入れれば、病院で処方される薬を用いることなく脂漏性皮膚炎を改善し易い体質を手に入れることができそうです。
ではこれらの成分を含んだ食品はどのようなものがあるのか説明します。
◆ビタミンB2
細胞の再生を促し、免疫力を向上させます。
豚肉やレバー、うなぎに多く含まれます。
◆ビタミンC
コラーゲンを合成したり、免疫力を高める効果があります。
ピーマンやトマト、パセリ、キャベツといった野菜やアセロラ、ゆず、キウイ、いちごといった果物に多く含まれます。
◆食物繊維
腸内環境を整われることで便とともに体内の毒も排出され、肌の調子を整えます。
野菜や果物に多く含まれ、他に麦や大豆、ひじきにも多く含まれます。
◆DHA、EPAなどの不飽和脂肪酸
サラサラな皮脂を生成して肌に汗が残らないようにして、菌による皮脂の刺激を減らします。
鯖やサンマ、イワシといった魚の他、ひまわり油、サフラワー油、オリーブオイルといった植物性オイルにも含まれます。
またナッツにも含まれています。
◆たんぱく質
皮膚を形成する素になります。
食肉や魚、大豆、牛乳に含まれます。
大豆などの植物性のタンパク質もありますが、人間に必要なアミノ酸は動物性タンパク質の方が適していると言われています。
カロリーを気にするならば、赤身肉、ささみ、ラム、あじ、いわし、しらす、貝、いわし、卵の白身、ちくわ、納豆、豆腐などを選んで食べるといいでしょう。
◆ビタミンA・E
ビタミンCと同様、肌の老化を防ぐ効果があります。
これらのビタミンは補完関係にあるので、一つのビタミン単体だけで摂るのでなく、3種のビタミンをバランスよく摂るようにしましょう。
ビタミンAが含まれるのは鶏レバー、うなぎ、にんじん、ほうれんそう、かぼちゃなどから。
ビタミンEはアーモンド、ツナ、たらこ、かぼちゃ、パプリカなどに多く含まれます
◆鉄
鉄は肌に張りを与える効果があります。
レバーや牛肉、うなぎの肝や鮎、どじょうにも多く含まれます。
以上が脂漏性皮膚炎に効果のある食事となります。
なかなか思うように食事を摂ることは難しいかもしれませんが、食事の内容を変えることが難しい場合には、サプリメントで補っても問題ありません。ビタミン剤などは、皮膚科でも処方してもらえるので、市販品のサプリメントでどれがいいのかわからない場合は皮膚科の先生に相談してみましょう。
脂漏性皮膚炎に刺激は厳禁!食べない方がいい食事とは?
スナック菓子や、洋菓子、乳製品、肉や揚げ物といった油の多いもの、アルコール、香辛料などの食品は、皮脂の分泌を多くしたり、皮膚に悪い影響を与えるので、控えめにしましょう。
乳製品は意外だったのですが、日本人はそもそも牛乳を分解するのが苦手なようです。
コーヒーや、香辛料は刺激物として体が受け付けるので、どうしてもやめられない方は1日の摂取量を減らしましょう。
コーヒーが好きな方は、1日1杯までなら問題ないのでそれくらいにしておきましょう。
肉や揚げ物といった食べ物は適量であればもちろん問題にはなりませんが、極端にそういった食事が続いていたりする場合、脂漏性皮膚炎が悪化してしまう傾向があります。また、香辛料などの刺激が強い食べ物も同様です。
食事は我慢し過ぎてもストレスになってしまいますので、適度に食べるくらいにしておきましょう。
食べ過ぎは良くありませんので、特に大食いの方は注意してください。なんでもそうですが、“適度な量”が大事ですね。
脂漏性皮膚炎と睡眠の関係
脂漏性皮膚炎にかかってしまうと生活改善を意識しなければいけないことをここまでもお伝えしてきました。
そのまま生活を改めないで暮らしているとより一層症状が悪化してしまい、ますます症状が悪い方へ進んでいってしまいます。
食事を改善すると同時に、睡眠も意識してみましょう。
睡眠不足の影響で肌に起きること
肌は1ヶ月かけて新しい肌に生まれ変わります。
肌の奥で作られた新しい細胞が徐々に押し上げられて表皮となり、1ヶ月かけて細胞が表皮として押し上げられる間に外側の表皮はアカとなってはがれ落ち、細胞が新たな皮膚となるサイクルを繰り返します。
新しい肌の成長を促すのが成長ホルモンですが、睡眠不足は成長ホルモンの低下を招き、新しい肌が生まれなくなり古い肌が残ります。肌に潤いがなくなりカサカサとした乾燥肌になるとともに、外部から受ける刺激やダメージや刺激に対して修復力が低下します。
睡眠不足は細胞が肌として生まれ変わるサイクルを低下させてしまうのです。
睡眠不足だとストレスが増え、免疫力が下がる
睡眠不足になると体も心も休まらないため、ストレスになります。
またストレスを抱え続けることで睡眠不足に拍車がかかるという悪循環にもなってしまいます。
ストレスは自律神経のバランスを乱すとともに、免疫力を低下させるホルモンを分泌することがわかっています。
免疫力が低下すれば、肌は外部から刺激を受けた時に傷つきやすくなってしまいます。
睡眠不足になると男性ホルモンが過剰に分泌される
朝起きた時に、頭皮や顔がテカテカになっていた経験はないでしょうか?
寝ている間に分泌された男性ホルモンによって、体から分泌される皮脂が増加したためです。
皮脂の過剰分泌はマラセチア属真菌によって脂漏性皮膚炎の原因となる刺激物を生成することが知られています。
睡眠を十分とることで過剰な皮脂の分泌を抑えることができ、脂漏性皮膚炎の防止や症状の緩和に繋がります。
まずは、早寝早起きで生活スタイルを改善してみよう!
眠りのゴールデンタイムと言われる夜の10時から14時までは、特にきちんと睡眠をとりたいものです。
これを続けると体の調子が整いホルモンバランスも整って不思議と精神不安も解消されやすくなるので改善に向かいやすくなると考えられるのです。
睡眠不足が続くと、お肌の調子だけでなく、身体全体の調子も悪くなってしまいます。
頭皮も身体の皮膚の一部です。睡眠が十分に取れていないと、頭皮にもトラブルが生じてしまうのは必然です。
脂漏性皮膚炎を患っていると、普段どれだけ気を付けていても睡眠不足が引き金となって、悪化してしまうこともあります。
良質な睡眠には、身体全体を治癒する大きな効果があり、人間の体内では眠っている間に、さまざまなホルモンが分泌されています。
その時間にしっかりと睡眠をとることができないと、効果を得ることができなくなってしまいます。
また、睡眠不足が続くと身体から皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
睡眠不足は免疫力低下の原因にもなります。どれだけ普段気を付けていても、そういったケアの効果も十分に得ることができないだけでなく、症状が悪化する可能性が高くなります。
良質な睡眠は、全身の健康を保つことはもちろんですが、脂漏性皮膚炎の改善のためにはなくてはならないものだといえるでしょう。
睡眠は健康維持するためにはやっぱり大切!
睡眠不足によって成長ホルモンの分泌を低下させて肌の生まれ変わりに影響するとともに、体の外部や内部からのダメージに対して抵抗力や免疫力が弱くなります。
また男性ホルモンの分泌を促進し、脂漏性皮膚炎の要因となる皮脂の増加につながります。
睡眠不足が脂漏性皮膚炎の直接の原因にはなりませんが、複数の要因として影響することがわかります。
睡眠不足はそれ以外にも仕事中や日常生活において悪影響になる体調の悪化を招きます。
脂漏性皮膚炎を改善するのであれば、質の良い睡眠を十分にとることが必要不可欠です。
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